私がセミナー講師をしている、広東料理レストラン「聘珍樓」から、数々の薬膳茶が発売されています。
組成配合に薬膳アプローチを取り入れ、聘珍樓ならではの厳選材料により極上薬膳ブレンドを実現したものです。
そして、ここポイント。
使用されている高級茶葉や香り高いスパイスによってお茶を喫する以外にも、料理に素敵に活かせます。
しかも、ユニークで今までない仕上がりのスペシャリテが手軽に誕生!
皆さまに共有したく、レシピを載せますね。
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使用したのは「紅薫温茶べにくんおんちゃ」。
ベースは正山小種(ラプサンスーチョン)という英国貴族が好んだ中国紅茶に燻製香を移したもの。
そこに棗、生姜、桂皮、クコの実、陳皮、洛神(ローゼル種ハイビスカス)がブレンドされているので、ティーパックと豚肉を煮るだけで、スパイスと燻香がほんのり移り、手間をかけたような煮豚が仕上がります。
ビタミンB1 が豊富な豚肉の疲労回復効果、薬膳では冬乾燥の体を潤す効果が期待できます。
ー材料ー
豚肩ロース塊(網のかかった煮豚用)、300g
水、600㎖くらい
紅薫温茶、1パック(約3g)
醬油、大さじ3
さとう、大さじ1.5
酢、大さじ1
水 みかん グリーン 適宜
-作り方-
① 鍋に水とティーパック1を入れて沸騰させる。豚肉を入れ、再度沸騰したらアクを取り、弱中火に落として紙蓋をし30分ほど煮る。火を止めて漬けたまま冷ます。
② ビニールパックなどに醬油、砂糖、酢を合わせて、粗熱が取れた①の豚肉を入れ、空気を抜いて汁が全体に回るように口を縛る。冷蔵庫に一晩置く。
③ 肉は食べやすく切り分け、皿に盛り付ける。
④ 漬け汁をフライパンに移してとろみがつくまで煮詰め、ミカンの皮をむいてスライスしたものを最後に加える。煮詰めた汁を肉にかけ、ミカン、グリーンを添える。
*「紅薫温茶」が手に入らなければ、手持ちの紅茶のティーパックに生姜スライス、桂皮(シナモンスティック)、スターアニスでも代用できます。
燻製の香りではないですが、おいしくできますよ。